本文
【発表論文】
タイトル: ビタミンCとその誘導体によるヒト線維芽細胞の老化制御
掲載雑誌名: COSMETIC STAGE(株式会社 技術情報協会) 2026年2月号(2026年2月25日発刊)
Vol.20, No. 3, p38-46
特集2 ~化粧品原材料の担当者が知っておきたい最新知識~
ヒト皮膚 線維芽細胞にアプローチしたエイジングケア化粧品
著者: 角尾麻伊、福田大智、齋藤靖和
【解説】
今回の総説では様々な病気の原因の一つとして近年注目を集めている“老化細胞”をいかに制御するのか? この課題に対するビタミンCとその誘導体を用いた取り組みやその研究成果、展望についてまとめています。
簡単に説明しますと、さまざまな病気の発症や進展に関与するとして近年注目を集めている老化細胞が産生する炎症性サイトカイン(*1)などのSASP因子(*)をビタミンCとその誘導体が抑制する可能性を示し、老化細胞制御の有用性とその可能性について述べています(詳しい内容については雑誌をご覧下さい)。なお、このプロジェクトは研究室学生たちによる卒業論文研究、修士論文研究の一環としても進められており、今回の研究に中心的役割を果たしてくれた卒業生、修了生の角尾麻伊さんと福田大智さんも共著者として名を連ねています。また、本研究の一部はJSPS科研費20K11627, 23K10922の助成を受けて実施されました。
*1:細胞から分泌される生理活性物質の総称。
*2:SASP(senescence-associated secretory phenotype)因子:老化細胞が産生する生理活性物資や酵素などの総称。慢性炎症や様々な病気の原因として近年注目されている。
